CLANNAD [Key]

こういうことを書くと袋叩きにあいそうだが、巷で言われているほど傑作とは思ってません。大体シナリオ、長すぎます。
風子は、途中であゆと同じパターンとわかってしまい、それでも流石にポロリと一粒ぐらい涙が流れましたが、それだけでした。
ことみはどうも雰囲気が美凪とダブっちゃって・・・。
渚と智代にはまあちょっと泣かされましたかね。いや俺、キャラが死んじゃうっていうパターンと、相手がずっと自分を待っている、というこの2つのパターンには本当に弱いんですわ。
でも前者は渚のバッドエンドのほうであって、助かっちゃうほうのシナリオではその助かり方がちょっと唐突すぎるかな、と。必然性が足りないような気がしましたね。智代アフターのTrueEndの朋也がここで登場して、渚は助かるんだけどその代わり朋也が入れ替わるように死んじゃって・・とかだったら号泣したかも。あれ?でもそれじゃAIRになっちゃうか。

智代、いいっすね。お気に入りっす。でも前半の乱暴な智代と、最後の雪の中に立つ智代がどうしても同じ人物に感じられなかったのは俺だけかな?ちょっと違和感あった。

後半の渚ルートは、社会人とかになるところまで話が進むのは良かった。あれはいい。でも、もうちょっと「特別な場所」みたいなのが欲しいところでしたね。Kanonで言えばあの森。AIRで言えば海岸。何か決定的なイベントみたいのが起こるところ。CLANNADではそれは校門前とか桜並木とか、あそこら辺になるんだろうし、一応全員、エンディングというかイベントがそこで起きてはいるんですが・・。しかしもうひとつ、インパクトが足りなかったな。何か決定的なイベントが起きる特別な場所が欲しかったかな?
桜が「街」の希望や願いを一年間吸い上げ続けている。そして春になり、その桜が満開になると特別な力を発揮し、1年間貯めていた願いを一気に成就させてくれる、とか・・・。風子や渚の「奇跡」もそれと結びつけるとか・・。あんまり桜の木に魔法の力を与えると他のゲームの二番煎じになっちゃうけど(苦笑)。
逸品ではありますが、俺にとってはそれ以上のものではありませんでした。


2007年8月追記
いや、過去の俺、何言ってんだ。そんなことはないぞ。今リトバスを終了させたところだが、CLANNADを思い出させるシーンがあって、それでCLANNADの良さを再評価したところだ。 恐らくCLANNADを最初にやった時は、体調が悪かったのかそういう気分じゃなかったのか、とにかく何らかの理由で心が冷たくなっていたものと想像される。
近々じっくりとプレイする予定。

2007年9月追記 - 再プレイ記
というわけで、只今じっくり再プレイ中。
やっぱり最初は智代に行ってしまった(笑
だって一番、爽やかに感動できるシナリオなんだもん。

いやいや、それにしても。

春原最高。(爆
春原のお陰で、CLANNADは本当に楽しく笑える。
俺も高校は寮だったけど、あの時あーゆー奴がいたら寮生活もきっと楽しかっただろうなー。

というわけで渚は当然最後だから、今は杏と椋をやっているところなんだが、この三角関係のパターンは、正直しんどい。精神的に。
途中で止めてしまいたくなる。
このパターンは、「君望」でもう十分苦しんだ。だからあれ以来「君望」やってないし、やろうという気もおきない。
そういえばSchool Daysも途中で苦しくなって止めちゃったっけ。即効でアンインストールした。
中途半端な気持ちで付き合うべきじゃないんだよ。ヘタレ野郎は嫌いです。

・・・でもなんとか、杏と椋終了。杏への到達の仕方、忘れてて苦労したよ。散々の試行錯誤でやっと発見。妹にキスしないと姉に到達できないんだな。
一途に杏だけに向かって行っても駄目なんじゃん。それって、本当にヘタレ野郎じゃないか?俺の発想にはないぞ。
まあ、どうでもいいけどさ、杏は本当はこの主人公にとっては一番お似合いの相手なんじゃないのかね。
俺も長い髪のほうが好きだぜ (誰も訊いてないっての

でも確かこのルートに、もう一人「光」がいたような気がするんだが。
あーそうだ。勝平だった。でもおい、どうやったら勝平ルートに乗れるんだよ。
忘れちゃったよ。あーもう!難しすぎるよ、これ!
(舌打)・・何度も何度もやり直して、やっと発見。杏のバイクを右に避けるんだったな。
まったくもう!微妙すぎるんだよな。難しすぎだよ、ブツブツ・・。
まあでも、これも良い話だよね。俺の高校時代にも、骨肉腫になってしまった同級生がいた。彼は足を切断し、でも結局駄目だったんだ。卒業を待たずして、亡くなってしまった。勝平と椋、どうか末永くお幸せに・・。

有紀寧も終了し、今はことみルートの真っ只中です。
有紀寧は、ここではあまりパッとしないシナリオだけど、アニメ化で周りの不良たちがどんな風に描かれるのかちょっと楽しみだ。きっと春原とのやりとりとか、観てて楽しい章になるんだろうなあ。
不良といわれる怖いにーちゃんたちでも、純粋で一途なところがある・・。俺はそれを実体験として知っているから、このストーリー、ちょっと感動した。欲を言えば、もうちょっと不良たちが有紀寧に集まってくるところがリアルタイムで描かれたほうが良かったかも、という気もする。朋也が有紀寧と出会う時は有紀寧は一生懸命世話を焼こうとしてるんだけど、まだ不良たちは有紀寧に心を許していない。有紀寧に冷たく当たる。でも、アニキの遺影を拝むために、たまに彼女の元へはやってくる・・。
でもそこで何か危機が起きる。
・・そうだなあ、有紀寧が兄の後を追って行こうとするとか、どうだろう。自殺を図るんだ。朋也のお陰で一命を取り留めた有紀寧の病室。朝、目を覚まして窓の外を見ると、そこには、心配した不良たちが全員、花束を持ってずっと立っていた・・。「ゆきねえ、俺たちにはやっぱりゆきねえが必要なんだよ。アンタまでいなくならないでくれよ。これからは、俺たちがずっとゆきねえを守るからさっ。」とか。
ふむふむ。良いんじゃないか。結構泣けると思うぜ。

ことみシナリオ終了。前半はほんわかした暖かい雰囲気でストーリーが進み、そして終盤になって彼女の真相が明らかに。世界を旅してきた鞄の話、感動しますよね。前回CLANNADやった時のことみは、印象が薄い。俺は何を考えていたんだろうな。よほど感情が麻痺していたんだろうな・・。
今回は、ボロ泣きとは行かなくてもことみだけでティッシュ15枚ぐらい使っちゃいました。むしろ今回は智代のほうがティッシュ使用量少ないような気がする。
俺もことみのお父さんのような親になりたいです。

そして風子。
上記、最初の感想では「ポロリと一粒ぐらい涙が流れましたが、それだけ」と書いている。えええっ?マジかよ?俺、この時ホントに冷血人間だったんだな、と実感。あゆと同じパターンのどこが悪い。あゆと同じだからこそ、泣けるんじゃないかよっ。
だって、何年も何年も、ただ病室で昏睡状態・・。本当は動きたいのに、動けない。目を覚ましたいのに目が覚めない。伝えたい事があるのに伝えられない。
あーやべえ、こうやって書いてるだけでウルウルしてしまうじゃねーか。
だから今回は風子でボロボロやってしまった。
皆、風子の事を忘れてゆく・・。「つじつまあわせ」のために。
でも、どこかでちゃんと覚えている。ちゃんと、気にしている。
素晴らしい話じゃないか。
それにしてもどのシナリオでもそうだけど、前半は楽しいよね。この風子でも、風子使い→風子マスターになるために、何度もやりなおしちゃった。
風子には、「智代アフター」のダンジョンで活躍してもらわないといけないしな(笑)。だからここでは絶対風子マスターになっておかないといけないんだ。
あー楽しかった。

ここで文句を言わせてもらおう。

選択肢の複雑さが尋常でない。シナリオ回収なんて、俺には複雑すぎてできない。
この風子だって、簡単にはいけないじゃんか。渚ルートに途中まで入っておかないと乗れないだろ?今回CLANNAD初めてではないのに、さすがにそこまで覚えてなくて、この風子シナリオに乗るまでが大変だった。
ちょっと懲りすぎだよ~。
そりゃさ、前日に春原に言ったことをちゃんと踏まえて翌日の会話が進んだりとかするのは、感心するばかりだけども、もうそうなると複雑すぎて覚えてられない。「Aにある事を言った後でBに会ってからCに行く」のと「Aにそれを言わないでおいてBにも会わずにCに行く」のとでは会話が違ったりする、みたいな?こうなると、もはや逐次書き留めておくしかないわけで。そんな面倒なことするかっ!シナリオ回収100%やった奴の顔、見てみたい。どれだけ時間かかったんだ?
バスケの試合ひとつとってもそう。誰を助っ人に選ぶか以前に、その人物が選択肢に登場するようにしないとならないわけだろ?だからバスケの試合のために適当に全員と面識をもっておかないとならない。しかしそれをすると個々のシナリオで欠ける部分がでる。結局、何度も何度もプレイしないといけないわけだ。
そうしないと、「あの時にあっちを選んでたらさっきの会話の内容も変わってるんじゃないのか?」とか気になっちゃう。

とにかく、いよいよ渚シナリオに突入。

もう駄目だったはずの風子が何故治ったのかも、この渚シナリオで説明されているね。そしてそれは、朋也の手から飛んでいったあの光だった。

あ、そうそう。その前に。
もしこれをお読みのあなたが、まだ自分の子供がいるような年齢でないのなら、秋生と同じような年齢である俺から、一言言いたいことがある。

自分が叶えられなかった夢を、子供に託す。
それが、親というもんだ。

おい、これを読んでるかもしれないそこのアンタ。本当に、その通りだからな。それが親になるということなんだ。
最初は俺も、自分の夢を持っていた。でもある時点で、それは子供の夢を実現させることに変わっていた。
それが新たな自分の夢になっていたんだ。

俺はパン屋じゃないけど、「毎日毎日パンを焼きながら、待ちこがれているんだ」という秋生の叫びに、涙が出た。
俺もまったく同じ心境だ。

秋生、サイコー。
もちろん早苗さんも、サイコー。
あんな夫婦いいよなあ・・。


・・・・とにかく。
今は、渚の闘病生活の真っ最中。
・・・。
ここから先は、基本的に切ない話になってゆくことを知っているので、ちょっと気が重い。
観鈴ちんが遂に動けなくなる時と同じだ。
読んでて苦しい。
けどとりあえず終了。そしてアフターストーリーに突入だ・・。

朋也と渚の新しい生活。
オンボロの6畳一間のアパート。
遅刻常習犯で人に不良と言われていた朋他が、渚のために早朝から仕事に出かける姿に感動。
初めて二人で作った二人だけの夕食がただの質素な焼き魚というところに感動。
「今日はちょっとだけ贅沢」と言って、トンカツになるところに感動・・。
もうこれだけでジワ~ン。
ゆっくりと進む、幸せな生活。

俺にも、そんな時があったっけな。
古いアパートから出発したんだっけ。

・・・。

ここから先は、ちょっとつらいので書けない。
闘病。死。そして残る思い出。
残された者が、それでも生きてゆかなければならないつらさ。

でも、最初やったときも思ったけど、CLANNADのTRUE ENDは、汐ルートだと思う。渚が助かるシナリオは、実は「おまけ」だと思っている。
渚には悪いけど、渚が助かってしまうと朋也と汐、そして朋也と父親との、あの切なくも美しい話が「なかったこと」になってしまう。
いや、本当はなかったことになっているわけではない。それはわかる。あくまでもそれを経験したからこそ、「やり直し」ができたんだから。
ちょうど往人の「やり直し」のように。
朋也が「集める」光とは、言ってみればAIRで観鈴(=神奈)の「羽」を往人が集めて空に返していくようなもの。コンセプトは同じだと思う。
ただAIRと違うところは、CLANNADの「やり直し」は、本当にハッピーエンドにつながる、と言うことだ。
しかし、苦渋を経て得るもの、この場合親子の絆だけど、これは生憎渚のいない世界でないといけないのではないか。

その意味ではCLANNADは汐で終わるべきだったのかもしれない。
というか、どうだろう。最初の構想の段階では、そうだったんじゃないか?と勝手に思っているんだけど。でもそれではユーザーからクレームの嵐になるだろうと予想し、最後にハッピーエンドになるように直したのではないだろうか。(個人的にはハッピーエンドがあって本当に救われたけどね・・。)

だって、智代アフターでは朋也、死んじゃうだろ?でも智代はそれを糧にして人生を歩んでゆく。残された者が強く生きてゆく、というこのテーマ、CLANNADで言えなかったから結局智代アフターでやったのではないだろうか。

だからCLANNADのTRUE ENDは、汐なんだ。

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